どうもまいど。
台風でござる。
そいえば去年。
この辺も川が決壊して結構な被害が出たのを思い出します。
あんときはあちこちの道路が寸断され、2日ぐらい家から出られなくなった記憶があります。。。
今年はそんなことにならなきゃいいのですが。。。。
なんてことを言ってる間にも雨がどどすこ降っています。
土のう運びはもう嫌だなぁ。。。
ステップバンの続き。
合間を見て手を付け始めたステップバン。ポリバケツ号。
とりまえず、エンジンはかかるようなので、色々ばらしていきます。
外せるものは外して、ボデーの補修をやりやすくするのです。
水路は、ばらして高圧で洗浄。
バンパーも外しちゃったほうがいろいろ楽です
腐ってますなぁ。。。
バンパーの補修。
裏側のサビをあらかた落として、PORを塗っておいたのですが
穴ぼこがいっぱいあいてます。
これを一個一個切り貼りで埋めてもいいんですが。
今回は別の方法で攻めてみます。
使うのはこちら
ガラスマットと、POR15のパッチパテ。
要は、FRPを貼って補修するのと同じなんですが。
FRPは固める際の薬剤とかで鉄板が錆びるので
PORを代わりに使って固めてしまう作戦。
固まるとガッチガチなPORなので、ある程度の強度も確保できます。
もちろん、POR自体は防錆目的の塗料なので、その後腐ることもありません。
なので、フロアの小穴なんかはこれで対処しやすいんじゃないかと思います。
てことで、その方法をご紹介。
まず、手にパッチパテをすくいます。
このパッチパテは通常のPORと違ってペースト状です。
まずはそれを患部に塗り込み
続いてガラスマットを貼ります。
貼ったら、上からもっかいパッチパテをなびります。
こんな感じ。
そんなふうに、小穴の箇所にパッチを当てていきます。
ある程度時間おいて、半乾きになった頃に空気抜き。
ローラーではベタベタになるので、割り箸や木切れを使ってつんつんします。
さらにも少し乾かして、仕上げに通常のPORを上から塗ってあげます。
パッチパテではなく通常のPORを塗るのは、その流動性を利用して浸透しきれていない細かい隙間にも流し込んでおくためです。
これで一晩寝かせたら、がちがちに固まってるはず。
あとははみ出た部分をはさみやサンダーで取り除いてあげればOK.
余談ですが、PORは固まったらまず剥がれません。
パッチパテを使って蓋をする際には、チューブの口と蓋の内側をしっかりきれいに拭いといてあげてから閉めてください。
汚れたまま閉めちゃうと次回開けることはまず無理です。。。
まとめと、今回登場した道具たち。
以上が、溶接を使わない穴埋めの方法でした。
俗に「ケミカル鈑金」などとも呼ばれますが、この方法でのポイントは、”サビを呼ばない薬剤を使う”ということです。
FRPを使ってボデーを修復する人は多くいると思うのですが
ガラスマットを固める薬剤が化学反応で錆の原因にもなりうるため、せっかくの補修箇所もいつかは錆びてしまいます。
これだともったいないので、今回は固めるのに防錆剤を使ってみました。
この方法の良い点は、溶接機などを持たないご家庭でもできるということ。
FRPの薬剤のように錆びないのはもちろん、臭気を発しないので自分も周りも辛くないという点です。
また、硬化剤と主剤を混ぜるといった手間もないので比較的お手軽で効果のある方法です。
これなら住宅密集地で深夜に作業していても周囲からクレームが来る心配も気にせず楽しめます。
反面、欠点としては、通常のFRPに比べて硬化に時間がかかるということ(一昼夜ぐらいは放置しましょう)。
そして、PORは皮膚や服などにつくとなかなか落ちない。。。という点があると思います。
また、大きな穴を埋めるのにもあまり適していないかもしれません。
加えて、PORはそのままでは上塗りができないので(専用のプライマーもありますが、高価です。。。)、目につくところなどには使いづらいという点も書いておきます。
なので、ご自身の環境や補修したい箇所に合わせて使い分けるのがオススメです。
今回のようにバンパーの裏側やフロアの下など、比較的目に付きづらいけど強度や防錆効果はほしい。。。という箇所には最適かと思います。
ちょっと時間もかかってじれったい方法ですが、お手軽な割に効果のある方法ではないかと思います。
最後に、今回登場した道具たち。
全部Amazonで揃います。
工具屋さんのない田舎でもクリックひとつで買えるなんて便利な時代♪
POR15 パッチパテ
ガラスマット
そして、最後に塗り込んだ通常のPOR15
工具の中に、一個あると便利
硬化したPORのマットなど硬いものを切るのに
その他、ガレージにあると便利な
使い捨て手袋
最後にPORを塗り込むのに、ハケ
これなら今まで悩んでいたサビ穴退治もなんとかなりそうじゃないですか?
ぜひ、チャレンジしてみてくださいな。