どうもまいど。
ぐすよーおはこんばんちわ。
ねいさんやいびーん。
今回は、今の工場に来た当初のお話を紹介しましょうね。
以前、水道づくりの模様はたしかこちらでも紹介していますが
今日は部屋づくりの模様を。
とりあえず、部屋がほしい。
そのままだと、ギャランドゥがらんどうのただの箱の倉庫。
そこそこ広さもあるし、周囲を鉄板で囲まれてる上に床はコンクリなので冬場の底冷えも前の工房ほどではなく
思いの外に快適な場所なんですが。
なんというか
落ち着かない(笑)
だだっ広い空間でお昼食べるとかいうのもなんだかねぇ。
それに作業をするようになればホコリもたつ。
そうなるとやっぱ仮組み程度でも囲われた独立したスペースはあったほうがいいと思う。
ということで、工場の建屋の中に8畳ほどの部屋を作ることにしました。
部屋づくりスタート。
いちお工場の中は2階建てになっておりまして。
今回はこの南側の部分に部屋を作ることにしました。
南にしたのは言うまでもない、暖かいからです。
水道を南に設置したのと同じ理由です。
ということで、なにもない空間に板で仕切りを作って、部屋を建てます。
まず
床にマスキングテープで大まかな位置や寸法を書いておきます。
基本、2X4と9ミリの構造合板をパネル状に組み立て、それをつなげあわせていく設計。
こんなイメージ
それっぽくなってきました。
ただ。。。建物の天井自体が斜めなので真四角の板や木材では半端が出ます。
作るにあたってここは一番悩んだところです。
天井はたしか二部勾配だと思ったのですが。。。
屋根と接する部分は木材を勾配に合わせてカットしなくちゃいけません。
でないとうまいこと収まりません。
なので予め二部勾配の傾斜に合わせてカットした治具となる木を作っておきます。
そうすればあとはそれをあてがってけがいてやり、そのとおりに切れば簡単に同じ勾配が量産できます。
上の写真のツーバイ材の斜めの部分はそうやって量産しました。
プレカット工法?
この工場
二階部分は天井が低いので作業しづらいです。
なので、一階で作ったパネルを
ホイストで釣り上げて
組み立てていきます。
だんだん完成図が見えてきました。
ここは採光&風を通すことができるよう、窓が入ります。
屋根掛けと断熱。
屋根の骨がかかりました。
屋根材を断熱処理します。
室内につくる部屋なので、これといって防水を考える必要もないのは楽です。
持ち上げて組み立てることも考え、屋根をふくパネルは5ミリ厚のコンパネにしました。
9ミリや12ミリでは重くて。。。
表面は熱の反射を考えての、白色。
その白色自体は普通の水性ペンキなのですが。。。そこにNASAの断熱パウダーを混ぜ込みます。
本当にNASAかどうかは知りませんが(笑)
要は細かいビーズのようなつぶつぶが入っていて、それが空気の層を作ってくれる。。。ということらしいです。
効果は。。。。さすがNASA。
しっかり断熱してくれてます。
効果があるので、これはよんまるさんのルーフパネルにも表裏施工しました。
さらに、屋根からの熱を反射するために、アルミシートを張り込みます。
これは、タッカーでパネルに打ち付けるだけ。
屋根の外側が出来ました。
屋根には、スタイロフォームを入れてきます。
壁は、グラスウールを仕込みます。
こんだけやっておけば冬場マイナスがデフォルトの信州でもホット一息つけるスペースができそうです。
ちなみに
4年使っての感想ですが、夏も部屋の外と中では10度ほど気温差があります。
断熱材効果、ヤバイです。
床張り。
つづいて、床です。
床も下からの冷え込みを防ぐため、グラスウールを入れます。
なのでその分浮かすために、簡易的ではありますがツーバイでスペースを作っておきます。
断熱材を敷きながら、床板も貼ります。
床板、そして壁が入りました。
床板は12ミリの構造合板
壁は屋根と同じく5ミリのコンパネです。
強度要らない部分はなるべく軽くしたほうが作りやすいかなぁ。。。と。
コレでもすでに十分な感じです。
電気工事。
電気の配線もします。
冷蔵庫、Mac、電子レンジ
それと冬場の暖房をつなげるために多めにコンセントは設けました。
換気扇です
なくてもいいんだろうけど。。。たまたまもらい物が余ってたから(笑)
今回、この工事のために勉強しました
でも未だに電気は苦手です(笑)
ドア。
続いて、入り口のドアです
ドアは、同じように構造合板を裏表から張り合わせて作ってあります。
こんなかんじ?
窓とか室内とか。
窓枠&照明が入りました。
壁にも漆喰を塗ります。
無駄にこだわりの自然素材(笑)
ずいぶんと素敵なお部屋になりました。
窓は、引き戸などを作るのが手間だったので、片持のスイング方式にしてみました。
窓枠の片側に穴を開け、ホームセンターで売ってるダボを埋め込み、それを窓のフレーム(壁と接する部分)の穴に組み合わせます。
そうすればそこを軸に外にスイングするように窓は開閉できるようになります。
開けるときは部屋の中から押せば簡単に開く仕組み。
でも、閉めるときは。。。取っ手がないので面倒でも外から押してあげる必要がありますが(笑)
なぜそこケチったんだか、未だに自分が謎です。。。
証明はIKEAで売ってた安いやつです。
壁にビスで止めれる構造が良かったので。。。
部屋、完成。
神様&王様コーナーは欠かせません。
自宅にもちゃんとあります。
ちなみに、工場にもあります。
もっとでっかいやつ。
あとはいろいろ運び込んで完成。
引っ越し中でごちゃごちゃしてるけど、まぁ気にするな(笑)
寝るのはここ。
キャンプ用のベッドとトラック用のマットレス&寝袋の組み合わせ。
家のベッドよりよく寝れるんじゃないかな。。。(笑)
参考資料とか道具とか。
これまでまったく家を建てることは愚か
木材も切ったことのなかったねいさんが、ここまでのチャレンジをするきっかけになったのはこの本。
人がやってるのを見ると、なんでもやってみたくなる性分。
そして負けず嫌いなので。。。やり始めると止まらない(笑)
基本的な建物の建て方や工具の使い方が書いてあったので、理解できる範囲でまるまる真似してみました。
この本と出会ってなかったらたぶんこんな無謀なチャレンジしてなかったと思います(笑)
文字通りのズブの素人にはうってつけの教科書でしたね。
ちなみにこの本、続編がございまして
こちらもかなり参考にさせていただきました。
おかげで、いざとなりゃもう大工さんにでもなれる気がします(笑)
とはいえこれは建物の中の部屋なのでね
防水とか考えなくてよかったのは幸いでしたね。
基本、ドリフのセットのような感じで作れたし(ドリフのセットの実物見たことないけどさ(笑)
今思えば、全てとてもいい学び&経験ですた。
楽しみました。
シロウト的に、あってすごく便利だったもの。
真っ直ぐが大事な木の加工には必需品かと。。。
作業スピードも上がるしね。
これは買ってよかった道具でした。
その他
これも大活躍しました。
断熱材を木枠に打ち付けたり
屋根材にアルミシートを止めたり
エアがないと使えないのは難点ですが、ぱんぱんと力もいらずに止められるので投資する価値は十二分にあったと思います。
こういう良き道具に巡り会えたことも、今回思い切ってセルフビルドにチャレンジした大きな後押しとなっています。
まとめ。
ブログに書くとサラリと一ページだけど
ここまで来るのに半年ぐらいかかりました(笑)
4月からはじめて。。。9月頭まで。
我ながらよく一人でやったと思います。
細かい部分を見たら素人感満載ですが、4年たった今も部屋としてきちんと機能してくれているのでこれは大成功と言っていいんではないでしょうか。
あらゆることが初めての経験で正直辛かったですが
以前からぼんやりと持っていた「家を建ててみたい」っていう願望はコレで見事なまでに満たされてしまいました。
そして家を建ててる人ってすげーな。。。と身にしみて思いました。
予想以上に面白くて予想以上に成果が出た部屋づくり。
興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。
案外ハマりますよ?
にふぇーでーびたん。